コーチングはNLP理論などを背景に誕生した

NLPもコーチングもコミュニケーションの技術

コーチングは、そもそもNLP理論などを背景として独自に体系化され、早い段階で日本で拡がりをみせていきました。

コーチングにおける「コーチ」の語源として最も一般的なものが「馬車」であるといわれます。つまり、大切な人をその人の望むところまでお連れする、という意味があり、その案内役の人をコーチと呼びます。

NLPとコーチングの違い独自の発展をみせたコーチング

コーチングでは、行きたい場所の「答え」はコーチングを受ける人(クライアント)が持っている、という前提があります。

コーチは、双方向のコミュニケーションを通じて、クライアントに気付きを与えたり、さまざまな質問の中で、クライアント自身に答えを導く手助けをしていくわけです。

日本では、トップダウン式の経営や、旧来の組織風土による人材育成といった、どちらかというと自立的・主体的な人材の育成という意味では遅れをとっていました。しかし、近年の急速なグローバル化、ITの進展等の中、従来の人材育成手法では限界が見えてきたのです。そういったことを背景に、1980年代に体系化されたコーチングは、1990年代頃になって日本で急速に普及していきます。

それはビジネスシーンはもちろん、スポーツ界などでも広く採用されていることから、コーチングの有用性の高さを伺い知ることができます。

上記のように、コーチングはコミュニケーションスキルを駆使して、「相手の自発的な行動を促す」というものであるといえます。

一方、NLPは、「自分自身と相手によるコミュニケーションスキル」です。コーチングは、相手をサポート(支援)することが前提になっていますが、NLPは自分自身でどのようにコミュニケーションを行うのかという違いがあります。

簡単にいえば、NLPもコーチングもコミュニケーションスキルを使うという意味では同じですが、「自分に対して使うのがNLP」で、「人に対して使うのがコーチング」と考えると分かりやすいといえるでしょう。

日本ではコーチングの方がNLPに比べ、先に広く普及したという経緯があります。結果的に、コーチングで紹介されているさまざまなスキル(例えば傾聴のスキル)などは、どちらかというと中途半端な状態で活用されているコーチも多いかもしれません。

なぜならば、コーチングを勉強しても、なかなか使いこなすことができない・・・という声をたくさんの人から聞くことが多いからです。

特に順序があるわけではありませんが、まずはNLPを一通り勉強して相手とのコミュニケーションのスキルを自分自身の中で高める。その後、そのコミュニケーションスキルを活用して、コーチングを行うという順序が良いのかも知れません。

いずれにしても、コーチングがNLP理論などを背景に体系化されてきたことを踏まえれば、コーチングを勉強することでNLP理論もある程度は学ぶことができるかも知れません。しかし、やはりNLPほど心理学・言語学的なアプローチは入っていませんので、ややクライアントに対する対応が不十分なまま、自分だけがコーチ気取りになっている・・・なんてことが起こることもあるようです。

そのぐらい、コーチングというのは流行ったものの、本来的に使いこなすことができている人は少ないというのが現状でしょう。

コーチングとNLP、明確な切り分けはありませんが、コーチングをしたいのであれば、NLPを先に学んだほうが良いといえます。もちろん、既にコーチングを学んだ人は、NLPを学ぶとコーチングでいうところの傾聴のスキルなどの本質的な意味が分かるといえるでしょう。

NLPをマスターしたら、是非、コーチングにもチャレンジしてみてください。

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